Kaoruko Haramoto's video: TSCHAIKOWSKY PIANO CONCERTO No 1 1 KARAJAN RICHTER

SVJATOSLAV RICHTER(Piano) / HERBERT VON KARAJAN(Conductor) / WIENER SYMPHONILKER. 1962年録音:ドイツ・グラモフォン（チューリップ・レーベル）よりリリースされたチャイコフスキー、ピアノ・コンチェルト「第1番」。ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、スヴァトスラフ・リヒター（Piano）、ウィーン交響楽団による歴史的名演です。音源は、Printed in Germany by Gabrruder Janecke, Hannover. ＊釈迦に説法で恐縮ですが、「チューリップ・レーベル」とは、レコードがSPからLPに移行した時期、ドイツグラモフォンから「LP33 1/3」とともに誕生しました。「LP33 1/3」のほうが時系列的には古く、LPが登場した直後に、SPと混同しないように、LPには「LP33 1/3」と明記されましたが、やがてLPの普及とともに廃止されてゆきました。その後、チューリップ・レーベルが主流になり（略して「Tレーベル」と呼びます）。ステレオ時代のグラモフォンには、チューリップ・レーベル以降に登場した、「ブルーライン・レーベル」も存在します。 チュリップ・レーベルで最も古い盤は、レーベル外周の内側の文字が “ALLE HERSTELLER-UND〜”で始まる「著作権に関する注意」を示す文字がプリントされているそうですが、その後の盤には “MADE IN GERMANY BY DEUTSCHE GRAMMOPHON HAMBURG〜”とプリントされています。またレコード番号が「138で始まる6桁のLPは、かなり古い時代のレーベルだそうで、この音源の盤もSERIAL NO.138 822Aと記述されているので、チューリップ・レーベルの初期の盤と思われます。 （＊演奏前にレコードのクリーニングを怠ったため、レコードにノイズが多く、お聴き苦しくて申し訳ありません。） 参考資料：Stereo Sound 誌 No.202 (2017年春号)：べーレンブラッテ社の広告(P398〜399)より。